2009年9月27日日曜日

COCO avant Mass-Production




2009年はなぜかシャネルイヤー。
映画が三本に、演劇も。
ツイードのツーピースは普及しすぎたせいか
どうしてもおばさまたちの正装に見えてしまうけれど、
チェーンバッグはいまも若い女性の憧れの的。
女性を窮屈なコルセットから解放し、職業婦人を後押しした
彼女の服を、ポール・ポワレと比べると違いは明らか。
ジャージー素材をはじめてラグジュアリーで用いたのもまた彼女。
「粗雑である」ということを意識的にやった人。
たくさんコピーされたというけれど、
しやすい、ということもあったのだろう。
20世紀のファッションを「こっちなんじゃない?」と
大量生産へと方向づけ、それをまず上流の人たちに受け入れさせた。
理由の無い「シャネルもの」の流行で、見直されているのは
マス・プロダクションなのかもしれない。

(写真はオドレイ・トトゥの Coco Avant Chanel。
男装の麗人的イメージ)

2009年9月24日木曜日

モードからモーションへ






美しいカラダさえあれば、何を着ていたってきっと素敵。
GAPのシャツをまとうのは、健康的な肌でありたい。
服の存在感が軽くなるほど人はボディを整えようとする。
「何を」着るかではなく「どう」着るか。
ファッションのいまは、モードからモーションへ移っている。

(写真はyogaを実践しているモデル、クリスティ・ターリントン)



2009年9月23日水曜日

ちょうどいいのが、ほしいわ

たぶん「グローバリゼーション」が言われはじめたころから。
ショウウインドウの服が、ぺらぺらになってきた。
以前なら素材の上質さや造りのこまやかさやを見るだけで
うっとりできたお店に
いまは立ち止まろうとも思わない。
H&M,ZARA,FOREVER21。
「これでいいわ」とみんなが思いはじめた。
すぐに形が崩れてしまう「高級品」にはお金を出せない、というのは
ものすごくあたりまえの感じ方だと思う。

2009年9月20日日曜日

LIFE > CLOTHES, STYLE > FASHION

服を選ぶ前に、
ライフスタイルを選ぶ。
簡単なことのようで、難しい。
「今シーズンの服」は年に二回も発表される。
その度に生き方を変えるわけにはいかない。
自分と、自分に従属するものを一度分けて考えてみること。
「わたし」をサポートするものとして服を見つめ直すこと。
その上で、あたらしいものを取り入れていけばいい。

2009年9月19日土曜日

When she wears…




オノ・ヨーコさん。
さりげないのに個性的な着こなし。
時代を超えたベストドレッサーです。

2009年9月18日金曜日

Let go……(起草文)




Let go……

    Let go……


  すべてを手放し


   想像の海で泳ぐ